2018年本屋大賞受賞した「かがみの孤城」が、2022年冬に映画化しましたね。
1月1日にやっと観に行きました!
映画も大満足でした!
(中には、ミステリーっぽくないなどの感想もあるらしいですが…そこは個人の感想なので)
今回は、映画と小説の比較をしてみたいと思います。
こんな人にオススメ!
・原作ファンだけど、映画を観に行こうか迷っている
・否定的なレビュー見て悩んでいる
・「かがみの孤城」の正直レビューが欲しい
・辻村深月さん大好きだけど、映画には二の足を踏んでいる
辻村深月:著『かがみの孤城』について
辻村深月さんが書かれた『かがみの孤城』は、2018年本屋大賞をはじめとして、さまざまな賞を受賞しています。
王様のブランチ ブック大賞2017
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2017
埼玉イチオシ本 2017
第11回神奈川学校図書館員大賞
熊本県学校図書館大賞 2017
啓文堂書店文芸書大賞
第6回 ブクログ大賞 小説部門
ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2021(文庫部門)
あらすじ
中学1年生の安西こころは、通っている中学校で起きたある出来事によって不登校になってしまっている。
母親に紹介された「こころの教室」にも行くことができないでいる。
そんなある日、こころの部屋の姿見が光り、中に吸い込まれていく。
鏡の向こうは、大きな城の中。
そこには、オオカミの仮面を被った少女と6人の中学生。
「オオカミ様と呼べ!」という少女は、こころたち6人に
「この城に隠された鍵を探せ。鍵を見つけたら、願いを一つだけ叶えてやる」
という。
果たして鍵はどこにあるのか?
オオカミ様がこころ達6人をお城に呼んだのは何故か?
そして、
彼女達が選んだ未来とは?
ミステリー仕立てで進んでいく、
悩める全ての人達に贈りたい青春小説。
感想
これをネタバレなしで語るのは大変ですが…頑張ります!
こころをはじめとした6人の中学生たち。
彼らの心の悩み、境遇はそれぞれでしたが、お城の中での友情は嘘でも夢でもないのだと思えました。
特にあきちゃんの存在は、お城の皆にとっても大きいものだと感じます。
一方で、こころの中学の同級生たちの残酷さ、こころが楽しく過ごせるはずだった中学校生活。
こころが部屋に居て、お弁当を食べたり、外の喧騒を聞いているシーンを読むと、不登校は当人の心の時間を止めてしまうことを感じました。
そして、いじめられた子達が、いじめる子達と闘えなくても自分の足で立って歩けるようになるのだと、この小説は教えてくれました。
映画「かがみの孤城」について
映画「かがみの孤城」の詳細はこちら
「かがみの孤城」入場特典について
ポストカードが特典としてついてくるそうです。
私は2枚1セットで3種類がランダムで配布される時に行きました。
今は、その後のスペシャルカードが配布されるとのことです。
また、エンドロール後に、「かがみの孤城」その後の様子が流されます。
感想
前情報で、「リアリティを出すために、床の反射も手作業で描いている」と聞いていました。
思わず見ちゃいましたね。
映像美が素晴らしく、特に鏡が光るシーンやお城が登場したシーンは圧巻でした。
声優の方々も、キャラクターそれぞれに合っていて、違和感なく映画の世界に入ることができました。
高山みなみさんのあのセリフは、謎解きの重要な場面なのに思わず笑ってしまって・・・映画館内なのでこらえるのに必死でした(笑)
そして、随所に散りばめられたヒント。
これがミステリーちっくになっていて、謎解きも楽しみながら、こころ達の様子を覗き見るような感覚になれる映画でした。
映画が先?原作が先?
私は映画を先に見ることをオススメします!
原作が先でもいいのですが、、、
原作→映画だと、どうしてもカットされた場面が気になっちゃいますし、私のように見取り図が苦手な人は映画でお城のイメージを固めてからの方が小説に集中出来るように思えます。
原作を先に読んじゃったよー!という方も大丈夫です!
原作が先でも楽しめるような仕掛けを映画内に施されているので(*^^*)
まとめ
まだ映画特典もあるようですし、『かかがみの孤城』ブームは終わらなそうです。
原作小説も文庫化され、まだプレミアム版を売ってある書店さんもあるようです。
小説購入特典で、ミラーカードを封入している書店さんもありますよー。
映画を観たあとは、小説を買いに書店へ!
もしくはAmazonさん等でご購入ください。
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