秋と言えば、読書の秋。
読書はストレスを約70%軽減させてくれると言われていますので、ストレスや心のもやもやでお悩みの方にオススメのストレス解消方法ですよ。
読書の秋といえば、秋の夜長に読みたい小説。
小説……面白いものがたくさんありますが、中でも今私は辻村深月さんにハマっています。
辻村深月さんといえば、劇場版『かがみの孤城』が2022年12月23日にアニメ映画が公開されました。
小説『かがみの孤城』は本屋大賞を初めとした9冠獲得されています。
今回は『かがみの孤城』の作者である辻村深月さんについてご紹介します。
辻村深月さんについて
辻村深月さんは、『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞され、『鍵のない夢を見る』で直木賞受賞。その後、『かがみの孤城』で2018年本屋大賞を受賞されました。
また、『ハケンアニメ』『ツナグ』『朝が来る』など映像化された作品を生み出されています。
結婚され、お子さんを出産されてからは、子どもが登場する作品も精力的に書かれています。
2022年10月28日には、熊本県の高校で講演会もされていました。
辻村ワールドすごろく
辻村ワールドすごろくというものをご存知ですか?
辻村ワールドスゴロクと呼ばれるものに掲載されている作品は、作品たちの相関性が強い作品が多いのです。
出典元:辻村深月スゴロク
辻村深月さん『かがみの孤城』(ポプラ社)、2018年本屋大賞受賞おめでとうございます!!
辻村作品は各作品の世界観がリンクしているのも魅力のひとつ。画像の「辻村ワールドすごろく」を参考に、登場人物や世界観の繋がりを楽しんでみてはいかかがでしょうか。順番通りでなくても十分楽しめますよ! pic.twitter.com/N4Mjq5qBqN— 講談社文庫 (@kodanshabunko) 2018年4月20日
単体で読んでも、すごろくの順番で読んでも面白いです。
私は単体で読んで、
「あっ!この登場人物読んだことある!」
となって楽しかったです。
『子供たちは夜と遊ぶ』
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
この2作品が、この双六の中ではお気に入りです。
初心者にオススメな辻村深月さんの作品
ただ、読書初心者の方にオススメしたいのがこの作品です。
全て柔らかい雰囲気の作品ですし、少し前の作品ばかりですので図書館でも借りることが出来ますよ。
特に私は『朝が来る』が大好きです。
子供ができない夫婦は特別養子縁組で産まれたての赤ちゃんを引き取る。
ある日、引き取った子供の母という女性から「子供を返してください」という電話を受ける。
彼女は本当に産みの母親なのか?
どうして今返してほしいというのか?
彼らが出した結論とは?
子育てについて。子どもについて。親子について。
考えさせられた小説でした。
『ツナグ』『朝が来る』は、映画化もされているので、そちらも観てみて下さい。
重厚感のあるものが読みたい人にオススメな辻村深月さんの作品
もう少し重厚感のある作品を読みたい人にオススメの作品はこちらです。
『闇祓』
『琥珀の夏』
『子どもたちは夜と遊ぶ』
これらはミステリー仕立てになっていて、人間関係もしっかり描かれているので読み応えがありますよ。
ブラック辻村さんが好きな私は、個人的に『闇祓』大好きです♡
全5話構成で、それぞれの主人公は違います。
ある人物によって人生や生き方を掻き回されてしまう登場人物たち。
「闇ハラ」とは小説の中だけの物語なのか?
人間関係について考え直してしまいました。
まとめ
辻村深月さんは中高生が主人公の作品が多いのですが、結婚されてからは女性が主人公の作品、お子さんが産まれてからは子供が登場する作品も増えてきました。
読書の秋、秋の夜長に辻村深月さんの作品を読んでみてはいかがでしょうか?この冬公開の映画『かがみの孤城』は老若男女にオススメなので、映画公開前に予習しておくのもオススメです。
ファンタジーなだけでなく、ミステリー仕立てになっていて、人間関係もしっかり描かれているので読み応えがありますよ。
読書の秋、秋の夜長に辻村深月さんの作品を読んでみてはいかがでしょうか?
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