意外と多い。図書館にいる司書の職種とは?

はじめまして○┓


 高校図書館で学校図書館事務職員(学校司書)をやっている巴月ゆいです。
 司書という仕事にはいくつか職種のようなものがあります。

今回は、司書を目指している読書好きな皆様に、どんな職種があるのかをご紹介致します。

司書って何!?
司書補助って何!?
司書教諭との違いは何!?
目次

司書とは 

この職業に関わってないと(関わってる人ですら)、分からないことが多いと思います。
 それもそのはず!
 司書は、日本では最近になってやっと、本当にやっと認められつつある仕事だからなんです。

平成に入ってから、学校図書館に専門の人を置く努力をしましょう。っという法律が出来た位なんですよ。

しかしやっぱりそこは努力義務で、学校司書を事務員さんが兼任することもあります。
 皆さんが使っている公共の図書館も、非常勤の方が多かったり、司書の資格を持っていなかったり。一人、司書の資格を持っている人がいれば良いってことになってるんです。

 多分、昔も司書って仕事がありはしたのでしょうが…まぁ今と違って「自由に本を手にとって読んでいいよ!」っていう図書館じゃなかったですからね(図書館の本がしまい込んである図書館を閉架図書館といいます)。
 目的の本を、そこにいる人にお願いして持ってきてもらって、そこ施設内で読むのが当たり前だったみたいです。
 政府からの検閲(その本が政府(や国民)にとって良いか悪いかを調べること)もあって、市民が読みたい本があまりなかったのも問題ですよね。

(まぁ、こういう検閲とかは、最近では図書館や自治体が勝手に判断して、差別禁止主義に走っちゃった事件は、ググればたくさん出てきますよ。興味のある方は一度調べてみてください。『ちびくろサンボ』『ピノキオ』とか『はだしのゲン』とか)

 とにかく、こんなんじゃ、誰も図書館利用しないですよね。
 図書館の認知度も低かったと思います。

 今でもたまに、「公共図書館(市立・県立)の利用料はいくらですか?」と聞かれることがあるくらいです。
 他の公共施設と違って図書館は無料ですよ。
ココ重要です。テストに出ます!
(テストには出ません(笑))

学校図書館事務職員とは

 まず、私が仕事にしているこの職業、学校図書館事務職員。仕事は司書と同じです。
なんと2年前まで、【学校図書館法】という法律に、「司書」という言葉がなくて、使ってなかったのです。確か、「図書館に専門的に従事する者」となっていたと思います。ごめんなさい。うろ覚えです。
 そのため私は、「学校図書館事務職員」という役職名で採用試験を受けて、採用されました。(今は、学校内では「学校司書」と名乗れます。)
 司書資格は大学で取ったり、集中講義で取ったりと取得方法はいろいろあります。

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資格取得方法。詳しくはこちらをご覧下さい。

内容は、ほとんど図書館や本に関することです。最近は、インターネットが普及しているので、情報探索著作権についても学びます。
 NDCという日本十進分類法は、何万冊もある本を、いかに分かりやすく並べて、どの本をどの番号に分類するのかっていう昔の人の知恵がつまってるなって思えます。
 司書の勉強については、また機会があったら書きます。語ると長いので(笑)

 「司書」資格は本来、四年制大学を卒業かつ、専門の講義を受けた人が取れる資格です。しかし最近まで、法律に名前すらなかったんです。不思議ですね。

司書補助

 司書補助についてです。これは、高卒でも取ることができます。どうやって取得するのかといいますと、3年以上図書館の職員として働くことです。それだけです!でも、パートや非常勤扱いなので、待遇とか給料がぜんっぜん違いますよ。
 最近だと、最初から図書館補助職員としてパートタイムで求人が出ていることが多いです。
これ、やっぱり大事ですよね。

司書教諭

 では、最後になりました。
 学校図書館において、かなり大事な方、司書教諭。
 これは、教職を取っていることが大前提になります。教員免許を持っていて、司書教諭になるための講義を受けて、単位を貰えれば取得できます。話によると司書教諭は、図書館に関する単位数が少ないとか。1週間で取れちゃいますからね。夏休みを利用して、取得される先生もいらっしゃいます。

最後に

 雑誌や本だけでなく、新聞やパソコンの充実も図っていかなければならない現代社会。図書館も日々、進化したいですね。とりあえず待遇向上から…お願いします!(笑)

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